抜歯と言われて諦めていませんか?
精密根管治療は抜歯を回避する最後の砦です

精密根管治療

根管治療(歯の根の治療)は歯の保存において一番といっていいほどに大切な治療です。この大切な治療結果に歯の寿命が掛かっているといっても過言ではないほどです。
根管治療は日本ではごく一般的な歯科治療に分類され、歯科医院では毎日のように行われている治療ですが、当院では日本では未だあまり導入されていない最先端の歯の根の治療である精密根管治療に対応しています。
当院では精密根管治療のために様々な歯科機材を導入、根管治療の専門医による精密根管治療にて精密で安全な治療を実現、患者様の大切な歯を守ります。

日本における従来の根管治療

根管治療とは

根管治療とは

進行した深い虫歯によって神経が炎症を起こしていたり、神経が感染して膿んでしまっている場合に行う、歯の神経の治療を根管治療といいます。
炎症していたり感染してしまっている神経を取り除き、根っこの中を綺麗にしてから神経にかわる詰めものをして治療を終了します。

従来の根管充填の問題点

そんな日本での根管治療に関して「60,000人の患者様の治療後のレントゲンを確認したところ、不完全な根管治療をされていた歯が55パーセントであった」、要は日本の従来の根管治療の成功率は45パーセント以下、という報告があるのをご存知でしょうか。

日本の従来の根管治療は、レントゲン写真、歯根の長さを測る計測機器、術者の手指の感覚を頼りに行われてきました。
しかし、歯根の本数は人それぞれ異なり、根の形状も曲がりくねっていたり枝分かれしていたり根管同士がつながっていたりと非常に複雑なために、手探りとも言える治療で感染組織を確実に取り除くことはとても難しいことでした。
そのため、せっかく治療を行っても、根管の見落としや、炎症または感染している部分の取り残しが生じてしまうケースが少なくありませんでした。

成功率の高い世界基準の精密根管治療

成功率の高い世界基準の精密根管治療

日本の根管治療の成功率が45パーセントなのに対して、アメリカなど世界の根管治療の成功率は90パーセント以上と言われています。
この成功率の違いは精密歯科機器の導入率の違いによるところが大きいといえます。
値段が高額なことなどからマイクロスコープなどの精密歯科機器の日本国内の歯科医院への導入率はまだ低いのですが、根管治療成功率が90パーセント以上のアメリカなど世界の根管治療専門医の間では、マイクロスコープを使用した精密根管治療がスタンダードになっています。

CTやマイクロスコープといった精密歯科機器の登場により、肉眼では困難な根管の細部までの目視・確認ができるようになり、根管治療の精度が大きく向上、根管の見落としや感染組織の取り残しといった従来の課題が大幅に改善されたのです。
当院でもこれらの精密機器を完備、世界基準での精密根管治療を行なっています。

精密根管治療が適応するケース

精密根管治療は、歯の保存を第一に考えられている方、全てに適応です。
精密根管治療の適応の可否は、診査・診断後に判断いたします。
ご質問・ご希望などございましたら是非とも当院まで、お気軽にご相談ください。

精密根管治療を特におすすめしたい方

精密根管治療は、歯の保存を第一に考えられている方で、特に以下のような方におすすめです。

  • 従来の根管治療では難しいような複雑な歯根の根管治療をしたい
  • 今まで根っこの調子を気にして過ごしてきたけど今後は気にせずに過ごしたい
  • 自費の被せものを入れたいからしっかりした根管治療で長持ちさせたい
  • 歯の根の調子が悪いけれども何とか抜かずに自分の歯をもたせて使っていきたい

肉眼では完璧な治療をすることは非常に困難な根管治療ですが、当院では、根管治療の専門医が各種機材を適切に用いて治療を行うことで、狭くて暗い、複雑な形態の小さな根管内を徹底的に綺麗にし、患者様の歯の健康を取り戻し、確固たるものにします。

当院の精密根管治療の流れ

当院の精密根管治療の流れ

当院における世界基準での精密根管治療の流れは以下の通りです。

精密検査

歯科用レントゲンやCTスキャンで歯根の状態を検査・確認します。

無菌的処置(ラバーダム)

当該歯にラバーダムによる無菌的処置を行います。

細菌除去

マイクロスコープによる精密根管治療を行います。
ニッケルチタンファイルを使用した細菌・感染の除去を行います。

再感染予防

根管充填により根管内を完全に封鎖して再感染予防をします。

精密根管治療に用いる機材・材料について

当院で導入の精密根管治療に使用する特殊な機材や材料について、簡単に以下にご説明いたします。

CTスキャン

CTスキャン

当院において、通常のレントゲン撮影では診断が難しいような複雑な形態をした歯の根の状態把握にはCTを用います。
通常の歯科用レントゲンでは平面的な情報しか得られませんが、CTでは歯自体やその周囲の状況を様々な角度から立体的に確認することができます。
根管治療の成功率を左右する要素は様々ありますが、特に難症例において「見えない部分を立体的に把握する」CT検査の意義は極めて大きいと考えます。

今までは1本の歯についてのみ詳しく知りたいときでも、全体的に撮影するしかなかったのですが、当院のCT機材では撮りたい1本の歯を部分的に撮影できますので、被曝も最小限に抑えられます。

ラバーダム

ラバーダム

ラバーダムとは根管治療を行う歯を隔離するために用いるゴム製のシートをいいます。
ラバーダムを装着することで、唾液に含まれる細菌で根管内が感染することでも起こりうる根管治療後の再発を予防することができると同時に、根管治療の際に使用する薬液が粘膜につく危険性と、治療に用いる器具類の誤飲・誤嚥とを完全に排除することができます。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)

マイクロスコープとは肉眼では見えないものを8倍から20倍までにも拡大し、観察できる技術を搭載している歯科用顕微鏡です。
マイクロスコープを用いることで、肉眼では目視・確認できなかった歯の根の奥深く、細部までを把握することができることで、枝分かれしたごく細い神経の枝や感染部分を見落とすことがないため、より正確な治療を行うことができます。
当院では操作性の良さに特化したカールツァイス社製のマイクロスコープを導入、最良の精密根管治療を患者様にご提供いたします。

ニッケルチタンファイル

ニッケルチタンファイル

ファイルとは根管内の感染歯質の除去を行う治療器具です。
従来の日本の根管治療ではステンレスファイルを使用しますが、ニッケルチタンファイルはステンレスファイルに比べて非常にしなやかなため、歯の根の尖端付近までの精密な根管治療が可能です。
当院ではこのニッケルチタンファイルにより根管内の無菌処置を行います。

MTAセメント

MTAセメント

MTAセメントは根管が完璧に綺麗になった後に感染の再発の予防のために密封材として使用される歯科材料です。
従来の日本の根管治療ではこの密封剤として、ガッタ・パーチャポイントという天然ゴム(樹脂)が根管充填材として広く使用されています。
とてもいい材料なのですが、根管内の小さな穴や、根の尖端の破壊などが見られるケースへの充填に用いるのは難しく、このようなときにはMTAセメントを使用するなど、当院では症例に応じて、封鎖性・生体親和性に優れた最新充填材であるMTAセメントを使用しております。

MTAセメントのメリット

精密根管治療の根管充填材としてMTAセメントを使用するメリットは以下です。
沢山あるので列挙します。

  • MTAセメントはそれだけで歯質接着性があるため、歯に対して機械的、化学的に接着することが出来る
  • MTAセメントは固まる際にわずかに膨張する性質があるため、隙間なくしっかり密封させる、封鎖性に優れている
  • MTAセメントは固まると強度が増し歯に適切な硬さになる
  • MTAセメントは固まると強アルカリ性を示すようになり高い殺菌性を発揮する
  • MTAセメントは固まると生体親和性が良い
  • MTAセメントは高い親水性を持つため、ガッタ・パーチャポイント使用時のように完璧に乾燥した状態でなくても使用が可能
  • MTAセメントには持続的に少しずつ水酸化カルシウムを放出するので、吸収されてしまった歯の根や周囲の骨の再生を促す

根管治療の専門医が精密根管治療を担当

当院では精密根管治療の最大限の効果を得るためには、上記のような精密歯科機材を適切に取り扱うべく専門に学んできた歯科医師が携わることが望ましいと考えます。
そのため当院では、最良の根管治療にて患者様の歯をより長い期間保存すべく、根管治療の専門医が精密根管治療を行います。
当院の精密根管治療は、専門分野として 歯内療法学(歯根治療)を専攻、マイクロスコープを用いた根管治療の専門医、Dr.佐野陽祐が担当いたします。

佐野陽祐先生

東京歯科大学卒
東京歯科大学歯学研究科 歯科保存学博士課程修了・歯学博士
東京歯科大学 歯内療法科所属 
日本歯科保存学会 認定医

料金

全ての費用は事前に御見積もりをさせていただき明確にご提示いたします。
なお、精密根管治療のおおよその料金は以下の通りです。

前歯:35,000円
小臼歯:50,000円
大臼歯:70,000円

(精密根管治療は医療費控除の対象となります。)